SCANDAL JAPAN TITLE MATCH LIVE 2012-SCANDAL VS BUDOKAN-
| No | タイトル | 備考 |
| 1 | 格闘番組の対戦煽り風のOP映像 | |
| 2 | SCANDALのテーマ | ベスト『SCANDAL SHOW』収録曲 |
| 3 | 瞬間センチメンタル | 5thシングル |
| 4 | EVERYBODY SAY YEAH! | 2ndアルバム『TEMPTATION BOX』収録曲 |
| 5 | MC | |
| 6 | BEAUTeen!! | 4thシングル『夢見るつばさ』C/W |
| 7 | 少女S | 3rdシングル |
| 8 | LOVE SURVIVE | 11thシングル |
| 9 | Hi-Hi-Hi | 2ndアルバム『TEMPTATION BOX』収録曲 |
| 10 | RINA Drums SOLO | RINAのドラムソロ |
| 11 | スキャンダルなんかブッ飛ばせ | 8thシングル RINA以外の3人によるアテブリ&口パクによるダンスパフォーマンススタイル |
| 12 | RINA単独MC〜「RINAやで!」特効ドーン〜4人揃う〜全員でTOMOMIを特効代15万円ドッキリにハメる | |
| 13 | Pride | 9thシングル |
| 14 | ハルカ | 10thシングル |
| 15 | BURN | 3rdアルバム『BABY ACTION』収録曲 |
| 16 | スイッチ | 6thシングルC/W |
| 17 | 会いたい | 2ndアルバム『TEMPTATION BOX』収録曲 |
| 18 | MC | |
| 19 | HARUKAZE | 12thシングル |
| 20 | SAKURAグッバイ | 2ndシングル |
| 21 | Hello! Hello! | 2ndアルバム『TEMPTATION BOX』収録曲 |
| 22 | 太陽と君が描くSTORY | 6thシングル |
| 23 | SCANDAL BABY | 1stアルバム『BEST★SCANDAL』収録曲 |
| 24 | アンコール〜アンコールMC | |
| 25 | スペースレンジャー | インディーズ1stシングル |
| 26 | カゲロウ | インディーズ3rdシングル |
| 27 | DOLL | 1stシングル |
リリースデータ
| 2012年8月21日 | 音楽DVDチャート初登場2位(総合8位) 音楽Blu-rayチャート初登場2位(総合11位) |
売上1.0万枚 売上0.6万枚 |
Epic Records |
メンバー
| Vocal&Guitar | HARUNA |
| Guitar&Vocal | MAMI |
| Bass&Vocal | TOMOMI |
| Drums&Vocal | RINA |
SCANDAL3rdライブ映像作品。DVDとBlu-ray同時発売。PV集含めてDVD通算では4作目、ライブDVDとしては3作目。Blu-rayとしてはPV集に続いて通算2作目、ライブ作品では初。Blu-rayはPV集同様にBlu-ray特有の小柄ブルーケースではなく、DVDと全く同じケースとなっているのでパッと見での見分けが困難となっている。2012年3月28日に行われた初の日本武道館公演の模様を全曲収録。これまではオールカットだったMCは一部カットされているもののほぼ全面的に収録されている。代わりに舞台裏など一切の特典映像が収録されていない。EDクレジットすらなく、メンバーが去る映像と同時に終了する。なおブックレットのクレジット上はいつも通りRINAにもボーカル表記がついているが、RINAは演奏中も確かにずっと歌ってはいるが、マイクが向いていないのでコーラスにも参加していない。
このライブには参加したので当日の感想はこちら。改めて映像で見ても感想は同じである。ついに辿り着いた武道館という感慨が、珍妙な格闘技風映像で武道館と対戦するような空気にしてしまったのでぶち壊しになってしまい、ライブ後半でいくらメンバーが感動の意をMCで伝えても印象がチグハグである。MCでもあるように関西で結成されたSCANDALにとって聖地は大阪城ホールなので武道館は意識していなかった、だけど楽しい!というMCも武道館と対戦する設定で大々的にライブを開始してしまったので武道館なんてハナから眼中にないという印象が強くなってしまい、「でも楽しい」という感動の方が伝わらない。追い打ちをかけるようにRINAもHARUNAも客席を煽る際に「3階席〜!」と存在しない席を叫び、観客が戸惑う(※)という場面も出てくる。実際にはカ〜〜ン!と「試合を開始」しておいて格闘技風の演出はそれっきり一切出てこず、最後の最後のMCでHARUNAが唐突に「武道館ぶったおしてやったぜー」と叫ぶ以外に対戦しているという演出は一切なし。試合終了のゴングや勝利宣言の演出すら無いという散々煽っておいて何だったの状態。このライブが微妙に思えてしまうのはこのライブタイトルと格闘演出の滑りっぷりがまず1つ。もう1つは映像でもカットされずに残ってしまった母親まで駆使してリアルにTOMOMIに嘘をついて金をだまし取る形式の特効代15万円お支払ドッキリという笑うに笑えないギリギリのおふざけである。前者は何と戦っているのか意味不明、後者はひたすらドン引き。TOMOMIのリアクションがもう少し違っていたら事故になっていてもおかしくなかったんじゃないだろうか。こういった演出のせいで演奏も歌もそれなりに素晴らしいんだけどそんなでもないように思えてしまう。確実に前2作のDVDよりは成長しているんだけど、スタッフ含めて悪ノリの方向性が内輪的すぎる。この内輪はファンも含んだ内輪ではなく、観客も放置した内輪に思えた。そういう意味では楽曲だけならまだ過去のライブ作品をチェックしてない人にも決定盤的内容ではあるんだけど、演出面ではたぶんこれ相当なファンじゃないとキツいんじゃないかと思う。何故か今回はいつも入れていた特典映像が一切無いが、せめて舞台裏映像で15万円ドッキリのフォローや武道館公演に対するメンバーの心構えや感動を伝えるようなインタビューを収録していればかなり印象は変わったかもしれない。
※武道館はアリーナ、1階、2階で構成されている(アリーナ部分は外からだと地下に該当する)。観客の反応が微妙なのは自分のチケットに「2階」と書いてあるわけだから、全員自分が2階席にいると承知しているため。
印象度★★★☆☆