故障した車
| No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
| 1 | 故障した車 | 神野友亜 | 藤中友哉 | 藤中友哉 | 8/20先行配信 |
| 2 | I still believe | 神野友亜 | 大野愛果 | 麻井寛史 | 3rd配信シングル |
| 3 | 輝く旅人よ | 神野友亜 | 藤中友哉 | 徳永暁人 | |
| 4 | ダイナマイト サマーナイト | 神野友亜 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | |
| 5 | 風はファンタジー | 神野友亜 | 大野愛果 | 鈴木和哉 | |
| 6 | ナンバーワンあなたは | 神野友亜 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | |
| 7 | 全部自己責任 | 神野友亜 | 大野愛果 | 麻井寛史 | |
| 8 | TO MY FREEDOM | 神野友亜 | 大野愛果 | 麻井寛史 | |
| 9 | 世界で一番遠い人 | 神野友亜 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | |
| 10 | あなた、カトレア | 神野友亜 | 大野愛果 | 麻井寛史 | 3/15公式YouTube「First Studio Live」で初披露 |
| 11 | しあわせ | 神野友亜 | 徳永暁人 | 徳永暁人 |
| No | タイトル | ZARD原曲 | 備考 |
| 1 | 揺れる想い[tribute 2023] | 8thシングル | 1st配信シングル,ベスト『ZARD tribute Best
Selection』Ver. 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲 |
| 2 | 心を開いて[tribute 2024] | 18thシングル | ベスト『ZARD tribute Best Selection』収録Ver. 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲 |
| 3 | 永遠[tribute 2024] | 22ndシングル | ベスト『ZARD tribute Best Selection』収録Ver. 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲 |
| 4 | 夢で逢いましょう | 7thシングル(アルバム同発) | |
| 5 | 空っぽの心 | 4thシングル | |
| 6 | あなた、カトレア | 初公開新曲 今作収録曲 | |
| 7 | Making of First Studio Live | メイキング映像 |
リリースデータ
| 2025年9月17日 | 初登場13位 | 売上0.5万枚 | Produced by 長戸大幸 | GIZA studio |
メンバー
| Vocal | 神野友亜 |
SARD UNDERGROUND3rdアルバム。前作から1年1ヶ月ぶり。前作リリース後に、杉岡泉美と坂本ひろ美の脱退が発表され、神野友亜のソロプロジェクト形態となった。シングルCD発売は無く、1月に配信シングルとしてリリースした「I still believe」を収録。公式YouTubeチャンネルの「First Studio Live」で3月15日に公開されていた新曲「あなた、カトレア」は初音源化で収録。8月20日に「故障した車」が先行配信された。
初回盤は2月22日,3月1,8,15日に公式YouTubeで順次公開された「First
Studio Live」映像6曲と初公開のメイキング映像を収録したBlu-ray付。初回盤ではなくPREMIUM
EDITIONと称した迷惑な縦長紙BOXサイズでBlu-rayの内容もライブ1本丸々収録だった前作から一転して今作は元の2枚組プラケース仕様の初回盤へと戻り、Blu-rayの収録内容も元の特典の規模に戻された。lこれに伴い価格も前年の『ZARD
tribute Best Selection』初回盤と同価格の5500円。
通常盤はCDのみ。3300円。
メンバー2人脱退となり、メンバー表記は1人のみとなった。コーラスは全曲表記されているが、相変わらず基本演奏メンバーのクレジットは非公開のまま。Classical guitarとしてNaoki Moriokaが「故障した車」、Add electric guitarとして岩井勇一郎が「世界で一番遠い人」、Add pianoとして大野愛果が「世界で一番遠い人」に参加している事しか表記されていない。ジャケットも元から1人だったし、メンバー名とブックレット内部の写真から2人が消えた以外にあまり制作体制が変わったようには見えなかったりも…。
作家陣も前作から変わらず、藤中友哉と鈴木和哉以外は25年以上前からいるようなGIZA全盛期のベテラン勢なので、安定はしているが新鮮味はあまりなく、なんだかどこかで聞いたような雰囲気の曲も多い安定の仕上がり。相変わらずZARDというよりGIZAトリビュート感が強めだったりするが…。唯一明確に変革を意識したのが神野友亜本人で歌詞の面でこれまでにない振り切った作風にも挑戦。インタビューでは不採用だとダメ元で「全部自己責任」を提出したら通ったらしいが、ZARDからの爽やかイメージを順守していたこれまでよりも振り切ってきたというか個性を出してきたところはある。マライア・キャリー「All
I Want for Christmas Is You」のパロディみたいなクリスマスっぽいアレンジなのに「ダイナマイト
サマーナイト」と夏をぶつけてきたりするのはなかなか個性的だが、個性的な歌詞といえば伝説の三枝デシデシ先輩がいたりもしたし、そこまで強烈ではなくサウンド面ではいつも通りなので聞き終えるとまあまあいつも通り。パッとしないわけではないし、そこそこ以上には普通に良いアルバム。
「I still believe」配信時の感想でもMVはちゃんと最後まで演奏されているのに音源では最後急にフェードアウトするのが不自然と書いていたが、今作でもMVバージョンではなく不自然フェードアウトバージョンのままだった。さらにその前の1曲目「故障した車」はもっと不自然に急にフェードアウトで切られてしまっていたので冒頭2曲連続でショートサイズかダイジェスト編集みたいな急速フェードアウト処理になっているのはかなり気になった。
First Studio Live
メイキング映像以外はYouTubeで公開した映像なので買わなくてもタダで見れてしまうスタジオライブ映像だが、メンバーはBa.麻井寛史、Key.大楠雄蔵、Dr.車谷啓介、Gt.栄先思希の生バンド編成。現行ライブもこのメンバーで行っているようだ。メンバーより若い女性ギタリスト栄先思希(EFというボーカリストとのユニットを組んでいるが2025年になってSNS更新が完全停止していてサポート業が本業状態)をサポートに入れていたものの、メンバー2人脱退に伴いベースとキーボードはいつものGIZAベテランのオジサンになってしまったのでバンドの平均年齢は著しく上昇した。今作はスタジオライブ風の映像ではなく、明確に打ち込みのCD音源とは異なるバンド演奏になっている。普通にこっちを音源化すればいいのに…と思ってしまうが、SARDと5期WANDSは音源絶対打ち込み主義のままずっと変化が無いな…。
印象度★★★☆☆
2025.11.2更新