THE SHOW MAN
| No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
| 1 | プンスカピン! /堺正章 & Rockon Social Club |
寺岡呼人・西野蒟蒻 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 1/22配信シングル、ミニアルバム『プンスカピン!』収録曲 |
| 2 | Tangerine Kiss /NOKKO & Rockon Social Club |
寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | |
| 3 | Still Rockin' /野村義男 & Rockon Social Club |
寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 10/6配信シングル 初CD化 |
| 4 | バーボンロック /大友康平 & Rockon Social Club |
寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | |
| 5 | 亀の恩返し /亀梨和也 & Rockon Social Club |
寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | |
| 6 | B・A・N /段田安則 & Rockon Social Club |
寺岡呼人・西野蒟蒻 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | |
| 7 | 愛死天流 /氣志團 & Rockon Social Club |
綾小路翔 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | |
| 8 | 死ぬほどジュ・テーム /デーモン閣下 & Rockon Social Club |
西野蒟蒻 | 寺岡呼人 | 寺岡呼人 | |
| 9 | 傷だらけの王者(RSC ver.) /MISIA & Rockon Social Club |
MISIA | MISIA | 寺岡呼人 | 2023/9/1配信シングル メンバーパートを増やしたアルバムバージョン |
| 10 | The Show Man /堺正章 & Rockon Social Club |
寺岡呼人 | 寺岡呼人 | 青柳誠・寺岡呼人 | ミニアルバム『プンスカピン!』収録曲 |
リリースデータ
| 2025年11月5日 | 初登場7位 | 売上1.0万枚 | Produced by 寺岡呼人 | TOKYO RECORDS |
メンバー
| 岡本健一 |
| 高橋和也 |
| 成田昭次 |
| 前田耕陽 |
| 青山秀樹 |
| 寺岡呼人 |
Rockon Social Clubコラボレーションアルバム。Loppi・HMV限定発売。"堺正章 & Rockon Social Club"名義でリリースしたミニアルバム『プンスカピン!』から8ヶ月ぶり。『プンスカピン!』収録の2曲、10月6日に配信した「Still Rockin'」を収録。「傷だらけの王者」は2023年にMISIA側から配信リリースされ同年の紅白歌合戦大トリでも共演していた楽曲で今作ではRSC ver.としてアルバムバージョンで収録。
収録曲が少ないのを特典ステッカーと7インチジャケットで同価格に引っ張った前作とは異なり、今作は特典なしの普通サイズの紙ジャケ1種のみ3850円。前述のようにLoppi・HMV限定発売で他サイトでは販売されていない(Amazon等で販売しているのは情弱狙いの高額転売)。
クレジットではRockon Social Club(名前のみで担当楽器表記なし)に続けて"SHOW MAN are"の表記でコラボ相手の名前が並んでいるが、全員名前のみで担当楽器は不明。今作では個別の演奏表記が無く、メンバー名とは別に"Musician are"のクレジットがあり、今作ではやけにサポートバンドメンバーが多数参加。ベースこそ1人だがキーボード、ピアノ、ギター、ドラムとメンバーの担当楽器でも2〜3人のサポートメンバーが表記されており、誰がどの曲に参加しているのかは書かれていないので全曲に渡って誰が演奏しているのか、どこまでメンバーが演奏しているのか全く分からない事態となっている(演奏の癖で分かる人は分かるのかもしれないが…)。デーモン閣下は聖飢魔Uではなく個人参加だが、氣志團は綾小路翔単独ではなく氣志團としてSHOW MAN枠で済まされているので気志團の演奏メンバーが演奏に参加しているのかも同じく不明である。元男闘呼組メンバーと寺岡呼人もボーカルで一緒に歌っていればとりあえず参加している事になるんだろうけど(メインボーカル1人のバンドだったらマジで他のメンバー何してんの状態になってしまう)、ドラマー青山秀樹は歌メインというよりほぼドラム専任メンバーのはずでそのドラムに3人もサポート入れてるって一体どうなっているんだ。寺岡呼人は一体各楽曲で誰と楽器のレコーディングをしたんだ…。
各ゲストと共に華やかにショーマンシップを展開するような1作。これまでよりもバンド外部の装飾音が多めの曲があったり、古き良きな空気感の歌謡ロックっぽい部分もやや強めか。前述のようにサポートバンドメンバー使い過ぎなのと、どこまでも寺岡呼人1人で作詞作曲編曲をやっている状態が続いていて男闘呼組メンバーが曲を用意してくる様子が全く無くなってしまっているのはやはり気になる。そろそろファンの間でも4人が揃って活動を続けてくれて嬉しいという想いよりもなんでこんなどこまでも寺岡呼人なの?4人の曲聞きたいのに…という疑問が大きくなりつつある段階に達しているのではないか。
参加メンバーは唯一のギリ30代亀梨和也だけダントツで若いが(青山秀樹と同い年で学年は亀梨が1つ上)、次が40代のMISIAと年齢非公表だけど推定ギリ40代の気志團、メンバーと同世代の50代がすっぽり抜け落ちていて後は年配の60〜70代といった大御所・レジェンド・永遠の先輩感ある人達が並んでいる。やはり重厚さはあるし、この錚々たる渋い歌声の面々の中では亀梨くんの声はダントツで若くてカッコいい。ミニアルバム『プンスカピン!』は堺正章を大御所接待している感があったが、今作では大御所堺正章を挟む事で貫禄のアルバムになった印象。
基本的には相手の名前を先に出して相手の歌唱メインで一緒にメンバーも歌うという形。「Tangerine Kiss」のみ何故か全編NOKKOメインボーカルでメンバーはコーラスのみとなっている。元々「傷だらけの王者」も同様で全編MISIAメインボーカルでメンバーはコーラスのみだったが、今作のRSC ver.ではMISIAの歌唱パートを減らしてメンバー歌唱パートに置き換えなど調整した様子だけにどうしてこうなったのか。
前述のようにほぼ寺岡単独制作で相手に合わせた曲の個性付けも寺岡裁量っぽいしサポートバンドメンバーがドカドカ参加しているとなるとう〜ん…もう少しメンバーも音源制作に参加してほしかったかなぁ…。ライブだとさすがにメンバーだけで演奏(+サポートか同期)だろうからもう少しコラボ感が見えるんだろうけど。コラボ自体はどれも面白いし、何故俳優専業でここまで来ていた段田安則が急に歌手として参加しているんだとかあるけど、何より結果的に2023/2025年のNHK紅白歌唱曲が2曲も入っている(MISIA、堺正章の単独名義での選出でバックバンド的な扱いではあるがしっかりRockon
Social Clubとしても一緒に出た。Jニーズが排除された年と復帰した年に出演するも何かの因果か…)というけっこう凄いアルバムになった。エンターテイメント性では大正解なアルバムではあると思う。ただ次こそは寺岡氏1人でやらずにももう少しメンバーに曲提出を促してもらえないものか。
印象度★★★★☆
2025.11.23更新