organic
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲・備考 |
1 | DESTINY | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 11thシングル |
2 | 白いカイト | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 2ndシングル |
3 | 未来ボリビア | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 4thアルバム『Topics』収録曲 |
4 | 雨の音 | AKKO&小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 7thシングル『ANIMAL LIFE』C/W |
5 | shooting star〜シューティングスター〜 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 13thシングル |
6 | Hello,Again〜昔からある場所〜 | 小林武史 | 藤井謙二&小林武史 | 小林武史 | 3rdシングル |
7 | Free | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 1stアルバム『evergreen』収録曲 |
8 | 12月の天使達 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 6thシングル『YES〜free flower〜』C/W |
9 | evergreen | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 1stアルバム『evergreen』収録曲 |
10 | スロウな恋 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 新曲 |
リリースデータ
2002年12月11日 2008年5月1日(再発) |
初登場12位 | 売上3.2万枚 | Produced by 小林武史 | TOY'S FACTORY avex trax |
メンバー
Vocal | AKKO |
Keyboards | 小林武史 |
Special Support Musicians | |
Cello(2〜7,10) | 四家卯大 |
Guitar(2〜7,9) | 古川昌義 |
MY LITTLE LOVER1stセルフカバーアコースティックアルバム。公式通算7thアルバム。2002年になってギターの藤井謙二が脱退。2人体制となり9月に再始動シングル「Survival」がリリースされたが未収録。今作には既存楽曲をアコースティックリメイク9曲+新曲1曲が収録されている。3000人限定でインターネット配信されたスタジオライブ「UNPLUGGED VIA INTERNET live tour from private studio to WWW.」の音源を基にアルバム化したものとされている。ギターの古川昌義、チェロの四家卯大との4人編成でのアコースティックライブだったようだが、そのままライブ音源をCD化したわけではなく、"リハーサルを含めて演奏された幾つものトラックから厳選したライブな音源に必要最小限度のオーバーダビングをそれぞれの曲に対して施すという新しい試み"とされており、リハーサルテイク+本番の音源+追加録音が混在している模様。特別枠でサポートクレジットされている2人以外に、数曲にドラム、ギター、ベース、ストリングス、サックス、パーカッションのサポートミュージシャンが参加しており、これらは通常のAdditional Musicians枠でクレジットされており、これらが追加録音と思われる。プロモーションも極端に減り、地味化が急速に進んでいたのでアルバムで初めてトップ10入りを逃すこととなった。当時は紙ジャケ仕様だったが、08年のエイベックス再発の際は他作品同様に通常ケースで発売された。
藤井謙二を失ったことが、小林武史をピアノストリングスプロデューサー化させたのではないか?と強く感じる1作。ほとんどの曲では00年代以降の小林武史では聞きなれたピアノとストリングスを多用したアレンジとなっており、ギターもほとんどの曲で入っているもののまるで存在感が無く、藤井謙二がいかに大きな存在だったか改めて痛感する。今作の内容はスタジオライブ音源をCD化したものとも言われているがライブ的な質感は皆無。普通にアコースティックリメイクアルバムとして捉えられる作品である。統一感はあるものの、正直マイラバの楽曲は歌詞やメロディ以上に、小林武史の綿密なアレンジが非常に大きなウェイトを占めて名曲として成り立っていたわけで、シンプルな形にするとどうしても違った良さに気付いたというよりはスローになった曲ばかりで単純に物足りない。前オリジナルアルバムの『Topics』でストリングスを使用していなかったわけだから、当時聞いていればまだこういうのも1作はアリかなとも思えたかもしれないが、00年代の小林武史プロデュース作品を聞いた後では、今作のピアノストリングスを中心に置くアレンジはウンザリする程ど真ん中であり、新鮮味も何も無い。ここが始まりだったのか!という感じである。
印象度★★★☆☆