マキハラボ
| No | タイトル | 備考 |
| 1 | 冬がはじまるよ | 4thシングル |
| 2 | 今年の冬 | 5thアルバム『PHARMACY』収録曲 |
| 3 | ミタテ | 20thアルバム『Lovable People』収録曲 |
| 4 | 長生きしよう | 11thアルバム『Home Sweet Home』収録曲 |
| 5 | 素直 | 17thシングル |
| 6 | 林檎の花 | 41stシングル(サークルKサンクス限定) |
| 7 | 君の名前を呼んだ後に | 29thシングル |
| 8 | 彗星 | 10thアルバム『太陽』収録曲 |
| 9 | 冬のコインランドリー | 40thシングル『ムゲンノカナタヘ〜To infinity and beyond〜』C/W |
| 10 | 好きになって、よかった /槇原敬之・加藤いづみ・今井マサキ |
加藤いづみのカバー |
| 11 | LOVE LETTER | 7thアルバム『UNDERWEAR』収録曲 |
| 12 | 彼女の恋人 | 7thシングル |
| 13 | Hungry Spider | 22ndシングル |
| 14 | 四つ葉のクローバー | 43rdシングル |
| 15 | HOME | 23rdアルバム『宜候』収録曲 |
| 16 | "MAKIHALAB" Christmas Medley | |
| Silent Night | クリスマス・キャロルのカバー | |
| チキンライス | 浜田雅功と槇原敬之 シングル セルフカバー | |
| 17 | A HAPPY NEW YEAR | 松任谷由実のカバー |
| 18 | In The Snowy Site | 22ndアルバム『Design & Reason』収録曲 |
リリースデータ
| 2025年11月26日(DL/ST配信) | 初登場11位 | 売上0.04万DL | Buppu |
槇原敬之4th配信限定ライブアルバム。通算8作目のライブアルバム。『Makihara Noriyuki Concert 2025 Buppu Label 15th Anniversary"Showcase the Live!"』と同時配信。デビュー35周年イヤー企画第1弾として通常のツアーとは異なるピアノ、弦、パーカッション、コーラス隊と歌という全て生楽器の編成で2024年11〜12月に開催された「マキハラボ」(4ヶ所全7公演)の模様を収録。"都合により、一部楽曲を除いての配信"とされており、一部演奏曲がカットされている。これまでの配信ライブアルバムは映像化された作品の音源化で、同時配信の『"Showcase the Live!"』はライブBlu-ray/DVDも同時発売だが、今作は音源のみで映像化されていない。
ライブの特設サイトではツアーメンバーが公開されている。いつのライブが音源化されているのは明かされていないが、セットリストは共通だったようでカットされているのは「"MAKIHALAB" Christmas Medley」4曲中真ん中の2曲で「The Christmas Song」(Nat King Cole)、「Grow-Up Christmas List」(David Foster)と共に洋楽カバー曲と思われる。また最終日の大阪フェスティバルホール公演のみ「In The Snowy Site」の後にもう1曲「Anywhere」を演奏したとされ、大阪公演の音源化だった場合はこれもカットされている事になる。普通に東京収録だとすれば初日か真ん中の4公演目になるが…。
「好きになって、よかった」は加藤いづみのカバーで、コーラス隊の1人として加藤いづみが参加していた事から本人をメインボーカルに招いてのカバー(一緒に名前が出ている今井マサキは夫で夫婦でコーラス隊に参加していた)となっている。
実験的な編成でバンドサウンドではなく、ピアノ、弦、パーカッション、コーラス隊でオリジナルの旨味を残して表現していくといった形。どうしても元のアレンジとは違ってしまう編成ではあるが、イメージを変えてしまうほどの大胆な別アレンジは施していない。また常に全員参加しているわけではないようで、ピアノをバックに歌いあげるシンプル編成(「素直」の場合原曲そのままだが)から、コーラス隊フル活用のアカペラアレンジ、ストリングス中心だったりと曲に合わせてアレンジにはそれなりに幅がある。バンド抜きのシンプル編成で聞かせるアレンジはトオミヨウの得意分野でもあると思われ(通常バンド編成でもリズム隊がお留守になりがちだし)、玉置浩二なんかもそうだが槇原もトオミヨウに厚い信頼を寄せているミュージシャンの1人でもあるし、音楽監督として起用したトオミヨウをフル活用して、トオミヨウだから踏み出せた新企画だったんじゃないかなと。
選曲もお馴染みの曲を中心としているので、知っている曲をいつもと違う装いで聞けるという面白さが確かにある。それこそ同発の『"Showcase the Live!"』は極端な例だがあの選曲で今作をやられても元に馴染みがないと面白さが半減するところはあり(シンプルな編成で聞く事で歌詞とメロディーの良さ再発見はあるかもしれないけど)、ここは天邪鬼にならずに冬の名曲中心の選曲なのは良かった。
印象度★★★★☆
2025.12.13更新
※今作はAmazon Music/Apple Musicで視聴しています。