FACES PLACES
| No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
| 1 | overdose | 小室哲哉 | 小室哲哉 | インスト | |
| 2 | DEGENERATE | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
| 3 | FACES PLACES | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 9thシングル 最高3位 売上40.4万枚 |
| 4 | Is this love | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 6thシングル 最高1位 売上53.7万枚 New Arrange |
| 5 | So far away from home(Beautiful Journey) | MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
| 6 | a temporary girl | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
| 7 | Because I LOVE the NIGHT | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
| 8 | Anytime smokin' cigarette | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 10thシングル(カット) 最高6位 売上15.3万枚 |
| 9 | Watch the movie? | 小室哲哉 | 小室哲哉 | インスト | |
| 10 | a picture on my mind | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
| 11 | FACE | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 8thシングル 最高1位 売上132.3万枚 New Arrange |
| 12 | Can't Stop Fallin'in Love | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 7thシングル 最高1位 売上131.6万枚 New Arrange |
| 13 | can't stop PIANO SOLO | 小室哲哉 | 小室哲哉 | ピアノインスト | |
| 14 | FACES PLACES(REMIX) | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | リミックス |
リリースデータ
| 1997年3月12日 2012年3月21日 2025年11月1日(LP) |
初登場1位 - 初登場91位 |
売上323.9万枚 - 売上0.04万枚 |
Produced by 小室哲哉 | エイベックス |
メンバー
| KEIKO |
| MARC PANTHER |
| 小室哲哉 |
globe2ndアルバム。前作以降の3シングルをニューアレンジで収録し、1週間前に先行シングル「FACES PLACES」、1ヶ月後に「Anytime smokin' cigarette」がシングルカットされた。ニューアレンジはブックレットには記載されていないが裏ジャケにその旨が記載されている。今作ではギター(2名)、ベース、パーカッション&ドラムキットのサポートメンバーがほぼ全面的に参加しているほか、小室自身はキーボードと打ち込みだけでなく、3,7,8,9ではギター、7,8,10でブルースハープ、10でグロッケンを弾いている。初動ミリオン、2週目も50万近くを売り上げて2週連続1位を獲得した。300万枚を突破し、自身2番目の大ヒット作となり、歴代でも16位となる。ただシングルのミリオンは「FACE」が最後となった。
当時リアルタイムで聞いたのは今作からで、テープ録音ではあったが持っていた作品自体が少なかったので、好みに関係なく回数だけはダントツで聞いた。当時好きだったのはミリオン2作だけで、随分マニアックというか重たいアルバムという印象だった。しかも「Can't Stop Fallin'in Love」は地味なアレンジに改変されているのでシングルも借りておいて良かったと思ったものだった。そんな感じだったのでそんなに覚えてないだろうと思って、久々にCDで聞いたらこの後の2作と比べても圧倒的なまでに全曲聞き覚えがあった。前作にあったような煌びやかさが今作では皆無。実にどん詰まりで暗く重い閉塞感全開な作品だ。当時の小室はこれからはオルタナロックの時代だと言ったとか言わなかったとからしいが、やけにギターの効いたロック色の強いサウンドが中心。なんと自分でもギターを弾いている上にブックレット写真ではギターを抱えているほどである。リアレンジに関しては前述の地味になった「Can't〜」以外では「FACE」はいきなりギターが追加されているし、「Is this love?」が1番原曲に近いがやはりギターがそこはかとなく効いているなどどちらもヘビーさが強調され、アルバムの色に染まったようなリアレンジになっている。他の楽曲も長く重いものが多く、実際最後に余計なリミックスまで入れたので70分オーバーの大作になってしまっている。それでもキャッチーさは放棄されていないので割と耳に残る曲が多い。「FACES PLACES」のどんどん高音が凄いことになっていく展開も強烈なインパクトがある。想い出補正も多分にあるものの、1番好きなglobeのアルバムは今作だ。「So far away from home(Beautiful Journey)」なんかは随分と珍しいパーティーノリの1曲だし、globeのアルバム曲に限れば個人的にはこの曲が1番好き。煌びやかなダンスミュージック若しくは実験しまくって時代から離れていったという小室の一般イメージとはかけ離れたロックな小室サウンドが聞けるという意味でも面白い1作だと思う。
印象度★★★★★