FYOP

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 FMP KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA 11/1先行配信
2 恐るるなかれ灰は灰に KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA  
3 濁流BOY KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA  
4 KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA 2015/1/16配信シングル
5 INTO THE BLUE KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA  
6 FAITH? KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA  
7 片翼の風景 KOSHI INABA TAK MATSUMOTO 徳永暁人  
8 イルミネーション KOSHI INABA TAK MATSUMOTO 徳永暁人 2024/10/7配信シングル
9 The IIIRD Eye KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA  
10 その先へ KOSHI INABA TAK MATSUMOTO YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA  

 

初回盤Blu-ray/DVD
No タイトル 備考
  第75回NHK紅白歌合戦 -B'z Special Edition- 2024年12月31日 NHK紅白歌合戦出演映像
1   橋本環奈らによる曲紹介部分
2 イルミネーション 2024/10/7配信シングル
3 LOVE PHANTOM 18thシングル
4 ultra soul 31stシングル
  ap bank fes '25 at TOKYO DOME〜社会と暮らしと音楽と〜 2025年2月15日 ap bank fes '25出演映像
5   櫻井和寿(Bank Band)による呼び込み
6 イルミネーション 2024/10/7配信シングル
7   MC
8 Calling 22ndシングル
9   MC
10 ultra soul 31stシングル
  Music Video  
11 イルミネーション 2024/10/7配信シングル
12 2015/1/16配信シングル

リリースデータ

2025年11月12日(CD)
2025年11月26日(配信)
初登場1位 売上20.4万枚 Produced by TAK MATSUMOTO VERMILLION RECORDS

メンバー

Guitar 松本孝弘
Vocal 稲葉浩志

B'z23rdアルバム。前作から3年3ヵ月ぶり。前作以降は各自の活動メインで2人はソロ名義のアルバムだけでなく過去行っていたTMG、INABA/SALASでのアルバムリリースも行っていたがB'zとしてのシングルリリースと2023年はツアーも行っていた。前作以降2023年にシングルCDでリリースされた『STARS』はC/W含めて全て未収録となり、2024年以降配信された2曲を収録。11月1日に「FMP」を先行配信。6月に開催された『B'z presents UNITE #02』は直前で松本が体調不良により休演、史上初めて松本抜きでB'z名義でのライブが行われた(松本は医師の許可を得て全日アンコールのみ出演)。療養を経て程なくして復帰、今作とツアー開催が発表された。また11月1日に「FMP」を先行配信した際に、アルバム全曲の配信は11月26日からと告知された。

初回盤は2024年12月31日のNHK紅白出演時の映像、2025年2月15日のap bank fes '25出演映像、配信2曲のMVを収録したBlu-ray付、DVD付の2種。6050円。Blu-rayとDVDの価格差なし。
数量限定盤はCD+メタルスマートフォンスピーカー付属。RED、BLACK、SILVERの3種。Special BOX仕様で7150円。Blu-ray付、DVD付は付属せずCDのみとなっているため初回盤の上位互換仕様ではない別形態となる
通常盤はCDのみ。3300円。
全種共通でシリアルナンバー封入。11日午後〜17日午前までA賞:ライブ招待(50名)、B賞:直筆サイン入りカセットテープ(100名)、C賞:メモリアルプレート(500名)となっている。前作では特典でカセットが付属したが、今作では抽選プレゼントとしてカセットが用意された(収録内容はアルバム本編10曲で別音源は無し)。

メタルスマートフォンスピーカーというのは無電源つまりスピーカーの形をしたアルミニウム合金の小さな箱であり、スマホを装着してスマホから出た音に広がりを出すというモノのようだ。普通に流すよりは違って聞こえはするだろうけど元の出音は変わらないのでアルバム本体よりも高い値段払うだけの音質向上効果は…うん…スピーカーを買うのではなく「B'z FYOP」刻印されたオリジナルの置物"グッズ"を買うと考えた方がたぶん幸せ。

今作では1997,2001〜2008年頃まで参加していた徳永暁人が稲葉ソロへの久々の参加と並行してB'zでも一部参加(doa解散前に独立しているのでB ZONE所属ではなくフリーの立場からの参加)。徳永暁人が編曲した「片翼の風景」では今作でのメインのサポートメンバー種子田健がベース、徳永暁人が編曲していない「鞭」では徳永暁人がベースを担当している。ドラマーも多くは玉田豊夢だが「イルミネーション」は山木秀夫、「FMP」はTMGに参加したMatt Sorum、そして「恐るるなかれ灰は灰に」「INTO THE BLUE」「The IIIRD Eye」では2002〜2018年までサポート参加していたShane Gaalaasが復帰した。2024年の稲葉ソロツアーに参加、紅白出演時も参加して今作に3曲参加し、「B'z presents UNITE #02」からついにB'zのライブサポートへも復帰した(シェーンは『STARS』C/W「ペインキラー」にも参加していたがベースがバリーだったので昔のストックだった可能性が高い)。シェーンと同じくらい長かったベースのバリーは2019年に外れた時にfake brothehoodとか投稿しちゃったから…

全10曲38分とかなりコンパクトにまとまったのでするっと聞ける。10年前の『EPIC DAY』が全10曲だった時に近いが今作は近年の制作陣を中心にしつつも、徳永暁人や山木秀夫を朝ドラ主題歌「イルミネーション」で呼び寄せたのがきっかけになったのか、シェーンも復帰して以前のような懐かしさも混在したハイブリッドな1作という印象がある。タイアップ曲もシングル曲もアルバム曲も横一線な感じがずっと続いていたが、今回はシングルにシングルらしさがありつつ、「FMP」にしても2025年1発目のCMソングにして先行配信リード曲らしさが感じられた。よく考えたら60代のB'zという想像できなかった領域に突入したわけで、TAKの一時休養もあったようにそろそろあと何枚出せるかという事を考える頃合いでもあるんだけど(歌詞にも少し老いの視点は出てきているか)しかしまだまだ行けると思わせてくれるのは凄い。

初回盤Blu-ray
紅白は当時の映像をたぶんそのまま収録。橋本環奈、伊藤沙莉、有吉弘行ら司会勢の曲紹介からスタジオ映像の「イルミネーション」で終わるはずがB'z2人が前方に歩いてきて生登場する際の驚きの様子もそのまま残されている。サポートメンバーはGuitar:大賀好修、Bass:清、Drums:Shane Gaalaas、Keyboards:川村ケン。シェーンが復帰している事に驚いた(そのままツアーサポートにも復帰した)。恐らく1回限りの特別演出は改めて見ても熱い。「ultra soul」もいつの間にかB'zの代名詞のような1曲になっていたんだなぁ…。

「ap bank fes '25」はサポートメンバーを引き連れての出演ではなく、Bank Band櫻井和寿(※Bank Bandでは"櫻井"、Mr.Childrenでは"桜井"と表記を使い分けている)に呼びこまれる形でB'z2人だけが出てきてBank Bandの演奏ベースの亀田誠治とドラムの河村“カースケ”智康は『FRIENDSV』のレコーディングに参加した事があるが、B'zのバックで櫻井和寿がアコースティックギター&コーラス、小林武史がキーボードというのはかなりレアだ。「Calling」が選曲されたのもバラードパートでピアノが目立つためだろうか。結果的に紅白と1曲入れ替えただけで同じだが、バンドメンバーが違うのでこっちはこっちでまた別の特別感があった。

B0FT8RBCLT初回盤Blu-ray付  B0FT7SJC9H初回盤DVD付  B0FT8RQX59通常盤

B0FT8QH4CGメタルスマートフォンスピーカーRED  B0FT8Q58QGメタルスマートフォンスピーカーSILVER  B0FT8JZW3MメタルスマートフォンスピーカーBLACK 

印象度★★★★☆

2025.12.21更新

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