RAY(初回盤)
| No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
| 1 | WILL | 藤原基央 | インスト | |
| 2 | 虹を待つ人 | 藤原基央 | 藤原基央 | 配信限定シングル 初CD化 |
| 3 | ray | 藤原基央 | 藤原基央 | 同時発売配信限定シングル(初音ミクとコラボした別バージョン「ray feat.HATSUNE MIKU」) |
| 4 | サザンクロス | 藤原基央 | 藤原基央 | |
| 5 | ラストワン | 藤原基央 | 藤原基央 | |
| 6 | morning glow | 藤原基央 | 藤原基央 | |
| 7 | ゼロ | 藤原基央 | 藤原基央 | 21stシングル 最高2位 売上25.7万枚 |
| 8 | トーチ | 藤原基央 | 藤原基央 | |
| 9 | Smile | 藤原基央 | 藤原基央 | 21stシングルC/W収録Ver.(バンドバージョン) 20thシングル(期間限定) 最高3位 売上13.3万枚 |
| 10 | firefly | 藤原基央 | 藤原基央 | 23rdシングル 最高2位 売上10.8万枚 |
| 11 | white note | 藤原基央 | 藤原基央 | |
| 12 | 友達の唄 | 藤原基央 | 藤原基央 | 19thシングル 最高2位 売上12.1万枚 |
| 13 | (please)forgive | 藤原基央 | 藤原基央 | |
| 14 | グッドラック | 藤原基央 | 藤原基央 | 22ndシングル 最高1位 売上19.6万枚 |
| 15 | 3分12秒後にシークレットトラック「SHODO〜書道〜」 |
※シングル200位以内データ
| No | タイトル | 備考 |
| -MUSIC VIDEO- | ||
| 1 | 虹を待つ人 | 配信限定シングル |
| 2 | ゼロ | 21stシングル |
| 3 | Smile | 21stシングルC/W収録のバンドバージョン |
| 4 | firefly | 23rdシングル |
| 5 | 友達の唄 | 19thシングル |
| 6 | グッドラック | 22ndシングル シングル期間限定盤DVD収録映像 |
| -2013.8.9 Live at QVC Marine Field- | ||
| 7 | Stage of the ground | 3rdアルバム『jupiter』収録曲 |
| 8 | firefly | 23rdシングル |
| 9 | 虹を待つ人 | 配信限定シングル、今作収録曲 |
| 10 | プラネタリウム | 10thシングル |
| 11 | 花の名 | 13thシングル |
| 12 | ダイヤモンド | 2ndシングル |
| 13 | メーデー | 14thシングル |
| 14 | K | 2ndアルバム『THE LIVING DEAD』収録曲 |
| 15 | 天体観測 | 3rdシングル |
リリースデータ
| 2014年3月12日 | 初登場1位 | 売上28.1万枚 | Produced by BUMP OF CHICKEN&MOR | TOY'S FACTORY |
メンバー
| Vocal,Guitar | 藤原基央 |
| Guitar | 増川弘明 |
| Bass | 直井由文 |
| Drums | 升秀夫 |
BUMP OF CHICKEN7thアルバム。ベスト盤を挟んで3年3ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。2013年10月29日の日本武道館でのライブ時には1月発売と告知していたが延期された。ベスト盤には前作までのシングルしか収録していなかったため、前作以降のシングルが全て収録された。ただし「Smile」は後に発表されたバンドバージョン(シングルは完全な藤原の弾き語り)で収録されており、シングルバージョンがアルバム未収録となった。またタイトル曲「ray」は初音ミクとコラボした別バージョン「ray feat.HATSUNE MIKU」として同時発売で配信限定でリリースされたがこちらは未CD化となる。初回盤は収録シングルのPVと2013年8月9日のライブから9曲を収録したDVD付。「グッドラック」以外のPVは初商品化。「ray」PVはオリジナル、初音ミクとのコラボバージョンそれぞれ制作され、youtubeで公開されたが今作にも次回作にも未収録となった。
表題曲「ray」ではかなり大胆に打ち込み要素を導入しており、明確に新たなBUMP像を提示しているが作風的にはポップでキャッチーで聞きやすい。今までにない作風な上に、配信限定では初音ミクとコラボまでしてしまったので、絶対的なBUMP像を抱いているリスナーにとってはここが踏み絵になりそうな気もするが個人的には非常に面白い試みだと思った。この3年の間のシングルはミディアム&長大な曲が続いていた上に、2010年頃から音圧をグッと抑えていた事もあり、どうにも勢いが感じられなくなってきていた。それだけに正直あまり期待していなかったんだけど、シングルCD化された曲が出てこないアルバム序盤6曲で一気に持っていかれた。前作辺りまでは全体的にロックバンド感の薄い曲が増えていが今作ではロックバンド然とした曲が多くなっており、バンド感が復活。さらに勢いをつけるように音圧まで上がっている。このため既存のシングルも妙に迫力が増して聞こえて新鮮だった。歌詞も深みが増していて、これまでとはまた違った感じで刺さってきたし、個人的には今作が最高傑作。
DVDはアルバムに付属するのは初。PVはこれまでしばらく時間を置いてから単独でアルバムごとに発売していたようだが、今回は一気に収録された。「虹を待つ人」の謎仮装がいきなり強烈なインパクトだが、PVはどれも世界観はあるけどどうもあまりしっくりこなかった。「グッドラック」も同じシングル初回盤に入っていたショートムービーの短縮再編集版なのでこれだけだとどうも話が分かりにくいし。注目なのはその後のライブ映像でこちらはかなり迫力がある。実際に行った武道館ライブの感想はとにかく観客の圧倒的な一体感に置いて行かれた…というものだったが、そういった熱狂が十分に伝わる映像になっている。
今作はCD/DVDだけでは終わらない。ブックレットにも注力してきたBUMPだが、今作ではスマートフォンで「BOC-AR」という独自アプリを使う事で、ブックレットの各イラスト(と最終ページの外国語)から立体ムービーが出てきてストーリーが楽しめる。物凄く未来的な仕掛けでけっこう興奮した。ある程度のスペックが無いとまともに起動しないようだが、ブックレットのイラストだけだと外国語で書かれていてぶっちゃけ全く話が分からないので、今作を入手したものの、スマートフォンを持ってない/スペックが足りずに機能しない人は新しいスマートフォンに機種変するまでは手放さない方がいいだろう。また恒例隠しトラックのいつも歌詞が書いてある場所に今回墨が一点あるだけだが、ここにも「BOC-AR」による新たな隠し映像が入っているので忘れないように。なおアプリをいきなりイラストにかざしても何も起こらなかった。どうやら最初にジャケット(スリーブケース表紙)にかざす必要があるようだ。
印象度★★★★★