Mountainphonic

No タイトル 作詞 作曲
1 Mother Ship 光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉
2 Takuranke 光村龍哉 櫛野啓介/光村龍哉
3 Thunder Mountain 光村龍哉 光村龍哉
4 Furinige 光村龍哉 櫛野啓介/光村龍哉

リリースデータ

2024年2月21日 道の駅 ピア21しほろ通販&現地販売限定 Produced by ZION
Engineered by ZION
Mixed & Mastered by 吉澤幸男,光村龍哉
ZION

メンバー

Vocal,Guitar 光村龍哉
Guitar 櫛野啓介
Guitar 吉澤幸男
Drum 鳴橋大地
Bass 佐藤慎之介

ZION1stEP。デビュー作となった2022年12月のフルアルバム『SUN'n'JOY』以降、2023年は5〜7月にかけて手紙+1曲入りCDという形式で『Tegami From White House』シリーズを3作(#1「Rinco」、#2「Apple Valley」、#3「Purple Summer」)リリース。今作はそれ以来の新作となり、1stEPと銘打たれた。『Tegami From White House』シリーズでは公式通販サイトを立ち上げて直送していたが、今作では『SUN'n'JOY』と同様に活動拠点となっている北海道の道の駅 ピア21しほろ通販&現地販売限定が再び採用された。4曲入りながら通常フルアルバム価格の3000円(+送料)となっている。ボックス仕様の紙箱に紙ケース直入れCD、ブックレット、ジャケットサイズカード、オレンジ山のステッカーが封入されている。ステッカーはジャケ写になっているオレンジ色の山、実際の紙箱パッケージは黒一色となっていて紙箱にオレンジ山ステッカーを貼れば写真と同じになる

『Tegami From White House』シリーズは見逃している間に順次売り切れになってしまい入手を断念。今回は『SUN'n'JOY』リリース前と同様に発売前に情報にたどり着けたので無事に入手できた。基本的に前作と同じ環境で制作・流通させているが、前作リリース以降はツアーも開始していた。前作を引っ提げての冬から春にかけてのツアーの東京公演は恵比寿LIQUIDROOM、秋の東名阪ツアーの東京公演は渋谷WWW Xと最初から1000人前後のキャパの会場で行っており、今作を引っ提げてのツアーはZepp Shinjukuと発表されていて1500人規模の会場に拡大。配信もしていないCD発売だけの作品が北海道の道の駅の通販で1000枚規模で売るのはなかなか大変な気もするがライブ物販も含めればそのくらいは売れるものなのか、CD聞かずにライブにだけ来るファンがけっこうついているのか、その辺り良く分からないが、売り方の割にはけっこう順調なのかな。

SUN'n'JOY』は序盤こそロックバンド感があって新たなバンドが始まったワクワク感があったものの中盤以降はバンドっぽさもあまりないような方向性だったのでどうにも閉じて行ってしまった印象なのと同じような北海道でプライベートスタジオで作り込んでいたGalileo Galileiのように制作集団化していきそうな予感もあった。ただ今作は4曲ともしっかりロックバンドしている感じで前作の序盤の路線のその先にあるようなバンドサウンドだったので安心した。「Takuranke」での世間への毒づきはなかなか痛快だが、今の時代何を言われるか分からないので配信もせずにファンしか買わないCDでしか聞けない曲としてやった方が安全だったりもするのだろうか。4曲とも分かりにくい感じではなく、雰囲気もいいんだけどどうにも残りにくいのは揃いも揃っていわゆるサビどこ路線でサビに該当する部分でイマヒトツ盛り上がらないまま終わってしまうようなところはある。売れ線のいわゆるシングルA面のような曲というのを周囲から求められるという事が無い環境だとどうしてもこうなってしまうのか。自由で伸び伸びとはしているんだけど、このままだと一定以上広がりそうな気はあまりしない。

道の駅 ピア21しほろ通販&現地販売限定

印象度★★★☆☆

2024.3.16更新

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